実家では、梅雨明けと秋に、
家中を開け放ち、そこらじゅうに着物をかけ、虫干し。
たいして着もしないのに毎回毎回大変そう…と、
子供心に感じていました。
そう体感してたので『買うのも大変、買ってからも大変な着物』は、
ちゃらんぽらんな私には管理できないから、
いっさい持たない事にしてます。
結婚する時、母から「恥ずかしくないよう揃えなさい╬」と、
さんざん言われたですけど…ね。
先日、着物好きの知人に付き合って行ったお店に、
留袖の家紋部分で巾着を作ってありました。
絹のポテッ…とした手触りは、パン生地を触ってるみたい♡
なんだかシアワセです。
古い着物をこう使うのもいいわね?
ワタシの家紋は、揚羽蝶。
代々母から娘に伝わる女紋(女系紋)です。
実家の紋は抱き茗荷。
神社にゆかりがあるからかな?
けっこう、好きだよ、これ。
婚家はたぶん下がり藤。
たぶん…ってあたりが(^_^;)
丸があったか無かったかは、忘れた。
この女紋があるという習慣は、
西日本、特に瀬戸内に多く、他の地方では理解されない事も多いです。
そのうえ、揚羽蝶は“通紋”にもよく使われるので、
結婚した頃「うちの女紋は揚羽蝶だよ」って言ったら、
「それって、自分の紋を知らないって言ってるようなもんだよ」と、
夫に言われ、言葉に詰まった事があります。
今ならちゃんと説明できるんだけどね。
通紋でよく使われるのは、五三ノ桐。
全体の八割だそうです。
そのくらい多いので、元からその家紋のおうちでは、
既製品や貸衣装に見えちゃったり、
家紋の無い家柄と思われるのがイヤで、
変えちゃう人もいるみたい。
じゃ、私も揚羽蝶やめる?
いえいえ…、名前同様、大切にしたいと思うのでした。
家紋について気になったかたは、コチラを。
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女紋について気になったかたは、コチラ。
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