2012年6月1日金曜日

How to 火山灰掃除

諸事情により外出しにくい状況が続いております。
洋服や革のバッグみたいな大きな物に取りかかる気にもなれず、語学学習をする集中力もなく、なんとなく所在なく家の中にいる感じ。気持ちが”そっち”に行っちゃって、アタマの中が拡散して、まとまって考えられないの。だから、カラダを動かすほうにシフトして、どこそこ磨いたり、かたづけたり…。ここのところ、桜島が元気一杯で、火山灰の掃除もしなきゃいけなかったから、火山灰の掃除を何度もしちゃって、駐車場から玄関まわりはとってもきれいになったよ。

いつも走るのを教えてくれてるSCCの理事長が、県立鴨池陸上競技場で撮った写真。

「観戦する人はぞうきん持参で…」


競技場のほうはすぐに掃除してありましたが、さすがにスタンドまでは手が回らないようでした。
鹿児島市内、だいたいこんな感じと思っていただければよろしいかと…。町中が灰色のどんよりしたトーンで、見てるだけで憂鬱になってくる。

先日の降灰、ケータイで写真を撮ってたからお稽古のかたたちに見せて、驚いてもらいました。
だって、すごいでしょ!
こんなのがジャンスカ降ってきて、それでも生活してるんだよね。

そんなことを話してると「掃除って、どうするの?」って質問をされました。
そうでしょー! ここに来た当初は、私もすっごく不思議だったよぉ。

めちゃくちゃドカ灰なら、まず、ちり取りですくって降灰袋に。
そこまでじゃなかったら、まず箒で。箒を斜めにして、面を使って寄せてちり取りに一回ずつ入れていきます。
ここで、全部キレイにしようと思ってもできないので、取れるだけをザザーっと一巡。これで一番大きな粒が取れます。それが終わったら、同じ方法で二巡目。もうちょっと細かい粒がとれます。念を入れるなら、もう一回。
それが終わったら、水を流す。いきなり水を使うと、水を吸った火山灰が重くて、排水溝まで流れません。箒でちゃんと採っておくのがコツです。
で、それが終わったら、雨水升をあけて流れた灰を上げる。適度に乾いたら、降灰袋に入れる。

…と、まぁ書くとこれだけのことなんですけど、やるとなるとけっこう重労働。乾いてると巻き上げてそこらじゅうもわもわ…。「外に洗濯物を干してるご近所さんがいませんように…」と、祈るような気持ちで毎回してますよ。なので、みなさんがやり始めたタイミングでしないと、それこそ近所迷惑なヤツになります。

今年は、すでに約550回爆発して約650回噴火してます。
この調子でいくと、去年の996回は軽く超えそうですねぇ〜。