2007年11月15日木曜日

イルミネーション

クリスマスのイルミネーションが、
そろそろ…町を飾り始めます。

私がインテリアコーディネーターになった頃は、
エクステリアを飾って、電飾を点けると、
「家の電気器具を使えなくなるのー」という、
笑うに笑えない状況をよく聞きました。
木に巻きつけた豆電球が、
思いのほか電力を食ってしまって、
ブレーカーが落ちるの。
さらに、防水じゃないのに、外に出しちゃうもんだから、
とっても危なかったのよ。

ところが、
低電力で高輝度のLEDが、
家庭用コンセントに接続できる商品ができ、
そのうえ、
中村修二さんが発見した青色発光ダイオードのおかげで、
どんな色でも作ることができるようになり、
画期的に変わってきました。

これだけの発見をしたのに、会社に権利があるの?
個人の功績じゃなく。

この事件の後、ある企業の研究室にいる知人は、
『なにか発見しても、その権利は“全て”企業に帰属する』
という、契約書を書かされたと言います。
う~~ん…なんだかね。
もめるのがイヤだったんでしょうけど、なんか、かわいそう。

イルミネーションを見て、
そんなことを思い出しました。