電車の広告にもあるJAXAって、ご存知です?
今から5年前に、
宇宙科学研究所、航空宇宙技術研究所、宇宙開発事業団が一緒になって、
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)になったの。
その何年か前から、NASDA(宇宙開発事業団)に、
うちの子たちが“○○(地名)のだんごさんきょうだい”とかわいがっていただいて、
種子島宇宙センターや、つくばや臼田でもお世話になってたので、
資金面とか技術面とか、ほんとに心配したもんでした。
(私なんかが気にしても、しょうがないが…)
特に、統合されてから、
打ち上げを続けて失敗した時には、
胸がおも~く、気分が沈んでしまいました。
だいじょうぶ?
がんばれ!…と、心配しつつ、応援しつつ、
ニューズレターを読んでいましたが、
今回、シンポジウムに行って、いろいろ聞いて来ました。
2006年に打ち上げられた『だいち』は、
ミャンマーのサイクロンや四川省の地震、
岩手・宮城内陸地震でも大活躍してたのは、記憶に新しいでしょ?
去年打ち上げられた月の観測衛星『かぐや』のハイビジョン映像は、
ウットリするほど…。
特に、“日の出”でもなく“月の出”でもなく、
“地球の出(月から地球の出てくる)”映像は、言葉を失います。
早回しのハイビジョンカメラの映像はコチラ↓
http://space.jaxa.jp/movie/20080411_kaguya_movie01_j.html
東京に住んでいる人にとっては、何の違和感もない高速通信が、
ちょっと地方に行くと「メガなんて考えられない」という場所もあるなんて、
信じられないでしょう?
二月に打ち上げられた超高速インターネット衛星『きずな』で、
日本だけでなく、今後のアジア全体の通信がグッと変わってくる!
そして、
これから打ち上げを予定されている“温室効果ガス観測技術衛星”
(愛称はただいま募集中)
現在の二酸化炭素観測地点の数はかたよった場所で数も少ないの。
その測定を、空からまんべんなくやろうというもの。
さらにメタンガスも調べられます。
今週のサミットでのそれぞれの国の排出量は、自己申告(-_-;)
もっと客観性を持ったデータの提供という意味でも、大変有効です。
ステーションの建設も、あと数回で完成。
ホントはもっと早く出来てたはずなんだけどね…。
個人的には、
あの頃抜擢されたばかりの星出さんが、
や~~っと宇宙に行けて、家族で大喜びしたもんですわ。
宇宙開発には、国同士の協力があってこそ。
平和の存続を願うわずには、いられません。