2008年9月4日木曜日

知っているから気になる

この夏、あるドラマを見て、
主人公のプールの飛び込み方とバタフライの背中に、クラクラ。
だって、あきらかに、へん。

すっご~く人気のある俳優さんなので、
チラッと期待したのが仇になって、減点してしまったよ。
すまんねー。
自分の泳ぎだって似たようなもんだけど、見る目はあるのだよ。

他の場面では、
見ていたうちの子が、急にゲラゲラ笑い出して、
「これ、ジョギングでもランニングでもないー!!」
私はワケがわからず、きょとん?

「だって、この腕のフリと上下動、短距離でも長距離でもおかしいって」と、
肩を揺すったような走り方を、まだ笑いっぱなで、真似して見せる。
おー、そうだ、そんなふうに走ってた。
それだと違うわけ?

「800?でもそれだと、この場面には合わないし」
ふう~ん、そうなんだ?

そーいえば、以前、
洋裁の先生が、テレビを見ていて、
女優さんのスーツのシワが気になって、ストーリーどころじゃなかったって、
おっしゃってたなぁ。
シワがあるという事は、体に合っていないという事で、
それをどうすれば良いのかわかってる先生だから、
そんな物を着せて撮影させていて、気が気じゃなかったのでしょうね?

あるインテリアコーディネータの人は、
時代考証のおかしい家具とか、飲食店の照明のチョイスを、
事務所に帰って来て、クスクス笑ってたし。
(私は、本人がよければいいじゃんと思ってしまうのだが…。優柔不断?ダメ?)

知らなければスルーする所が、
見る目があったら、気になるのよね、きっと。
確かに、私もピアノを弾く場面は何度も変だなーと思った事あるし、
きっと、乗馬できる人は馬に乗る場面もおかしいのがわかるのでしょうね。

この俳優さん、私には『泳ぎのイマイチの人』
子どもには『走りの変な人』と刷り込まれてしまいました。
ありゃりゃ~。