5月15日に書いた“DVD用ファイル”の続編。
先日(…っていつだったっけ?)
銀座ITO-YA本店に、作ったもの持参で相談。
「こんなモノを作って本棚に入れたいのですが、最適な紙ってないですか?
これは、カラーケント350㎏を勧められて作ったのですが、
物によっては、背中が裂けちゃうんです。
曲げる角度は、直角くらいまででいいので、
素人が、家庭でできる紙と道具がほしいです」
たとえば、ボール紙のように、
一枚のもののように見えて、何枚か貼ってある加工紙だと、
よけいに裂けるのだそうです。
紙質を替えると、曲げに強くても、毛羽立った表面だったり、強度がない。
本棚にシャキ!っと立つほどだと、かなり厚くなないとダメで、
かどまる君が使えないの。
だったら、このカラーケントが最適なんだって…。
曲げる時に“紙の目”に逆らって曲げればいいと言われました。
あっちゃー、父と同じことを言われたわ。
これって、そんなに大事なことだったのね?
「ちゃんと方向は合わせて、折ってらっしゃいますね」
ハイ、それ、確かめて折りましたよ~。
「実は、特注で折り加工をお受けするのですが、
折りあがってきた物を検品すると、いくつか裂けているものがあります。
折り目のスジも、お客様のお持ちになったものは、とても細く仕上がっていますが、
それよりかなり幅広に仕上がってきます。
工場に出して、そのような状態ですので、 正直申し上げて、これ以上は…」
そうなんだ?
ワタシ、伊東屋の請けをしてるとこより、上手なの?
“天下の伊東屋”の紙専門の店員さんに褒められると、
かなりうれしいぞO(≧∇≦)O
でも…状況は変わらず。
スジ付けは、おうちで使ったモノは、
出ないボールペン
カッターの歯の切れない側
和裁ヘラ
ソフトルレット→
こういうのは、本店でなくて、
裏にある向かいのパピエリウムだそうで、
そっちに移動。
和裁のヘラのようなボーンホルダーか、
鉄筆をもっと丈夫にしたようなものを勧められました。
そうだよね?
やっぱりこういうものだよね?
ペイント用の鉄筆は、持ってるのもすでに曲がっているし、
過去に折った経験がある(!)ので、専用にこっちを購入。
結局、こんなにたくさん相談のってもらって、
399円の鉄筆もどきだけお買い上げ。
なんだか申し訳ないわ。
(紙は、全紙は注文のみで、時間的に無理でした)
でも、ねー、
おそらく、文具屋さんとしては“ピカイチ”のお店で、
やっと、私の言いたい事がわかってもらえて、話ができたわけですわ。
ハンズですら、話し通じなくて、全然ダメだったもん┐(-。ー;)┌
地方の文具専門店がない所で(…と言っても百貨店に鳩居堂ちらっと入ってるけどさ)
あーだこーだ言っても、始まらないはずだわ。
なんか、さぁー、ワタシの要求って、すっごいワガママなのかな?