2011年7月17日日曜日

熱中症、その続きのお話

きのうのような事を、関係のある方と話していましたら、
いろいろ資料や助言をいただきましたので、追記しますね。

うちのクラブマネージャーT氏。
(気まぐれで根性のない私を、ほめてやる気にさせてくれる貴重なコーチ♪)
イオン飲料を薄めて飲むのは辞めるよう、最近の勉強会で言われたそう。

たしかに、ふつうで飲んでてもあまいですもんね。(え?私だけ?)
特に運動した時は、そのままだと、どうにも甘くて、
薄めて飲むアスリートが、多くなってるそうなのですよ。

それって、糖分も薄まるけど、
もともと脱水時に必要なだけの電解質がない飲みモノを、
もっと薄めちゃうわけですよね?
うわぁ~、危険。

大阪の世界陸上(正式名称は忘れた、ゴメンよぉ)で、
日本チームがOS-1を公式に取り入れたんだけど、
飲まなかった短距離陣は、足がツった選手がたくさん出たけど、
飲んだ長距離陣は、そういうトラブルはなかったそう。

そういう情報まで知ってるけど、飲んだことがないコーチに、
OS-1をひとくち、飲んでもらいました。

「しょっぱいね」

…でしょ~っ!!
汗かいてないと、ほんとにマズいのよぉ~!
人間のカラダって、正直よねー。
ほしくないと、おいしく感じないのね。
だから、熱発して汗かいて着替えるついでに飲むと、
おいしかったりするんですよねぇ。

さて、ここで問題です。
『昨年熱中症で救急搬送された患者のうち、最も重症化しやすい傾向にあった発症環境は?』
①スポーツ時
②労働時
③日常生活時

きのう載せた【熱中症の症状分類】を、もう一回かんたんにおさらい。
Ⅰ度…めまい、大量の発汗、失神、筋肉痛、筋硬直
Ⅱ度…頭痛、おう吐、倦怠感、虚脱感、集中力や判断力の低下
Ⅲ度…中枢神経障害(意識がない、ひきつける、まっすぐ歩けないなど)

Ⅲ度に、肝腎機能障害や血液凝固障害も含まれるけど、これ、家庭ではムリ。
医療機関で検査しなきゃ、診断できないもんね。

…で、さっきの答え。
なんと、③日常生活なんですって!
二年前の調査でも同様だったそう。

日常生活は、運動みたいに、その日その時だけっていうワケじゃないから、
徐々に積み重ねで、衰弱していっちゃってるのかな?

私も、前の日に、泳いで、がっつり汗かきながら庭仕事して、
次の日にまた、汗ダラダラかきながら、お茶だけ飲んで、
ワックスかけまでしちゃってたし。
今だから言えるけど、マジで意識が遠のいたもん。

これで、お茶じゃなくて、ちゃんとOS-1みたいなの飲んでたら、
ここまでじゃなかったかも。
怖くなって、さっそく用意しましたよ。

それから、こういう時の応急措置として、
“飲む”だけじゃなくて、物理的に“冷やす”のも大事なんだそうです。
体の表面を水で濡らして、扇風機で風を送ったり、
氷枕や冷えピタをわきの下にはさんだり、
涼しい部屋にいくだけでも、効果があるそうですよ。

でもわたし、あの日は、
雑巾を洗うついでに、何度も顔から腕から水浴びさせてたのに…なぁ。
それでも足らないほどだったのね…。
扇風機で風を送ってたら、ちょっとは違ってたかしら?

この年でこんなになっちゃうんだから、これから先が思いやられるけど、
知って(しかも体験しちゃったよぉ)るのは、大事だわね。
エアコンの設定温度はそれほど低くしないで、カラダの様子を見て冷却、
水分を補給しながら、適度に休養をとりますわ。

そうそう…、
水分補給が大事なのは、だんだん世間に広がってきたけど、
甘い清涼飲料水をたくさん飲んじゃって、急性糖尿病になっちゃう例もあるみたい。
状況にあわせて、適切に選択して取り入れてくださいませ。

もちろん、自己判断は禁物。
熱中症とまちがえやすい病気もあるので、要注意です!
(「じゃ、オマエはどーなんだ?」…って突っ込みは、ナシ…ね(^o^;))