2015年5月25日月曜日

旅に出たくなる本

きのう、おやすみだから「図書館行こっ」って夫を誘ったら、「momちゃん、角田光代さんの本よく読んでるよね」って言われた。

そっかなぁ?と答えつつ、なんだかそういうふうに言われると急にこっぱずかしくなって、いっしょうけんめいエクスキューズ的なことを頭で考えて…おたおたしてしまいました。

なんでかなぁ?
趣味がわかっちゃったから?
読んでる本ってその人と成りをあらわしてるから?

しかし、赤の他人ならだけど、夫に対してもそう思っちゃう自分がヘンだよねぇ(汗)。

最近読んだのは、『降り積もる光の粒』。

わたしはめっちゃ共感しちゃってコピペしたい文章がたくさんあるんだけど、消費生活専門相談員のモラルが邪魔してやっぱりできない。ザンネンだわぁ。

角田さんはもっと若い頃からいろんなところに行ってらして、わたしなんかが「そうそう!」っていうのとはレベルが違うような気もするけど、わたしが思ってるコトをじょうずに文章化してくれてて、こころでモヤモヤ思ってたことがなんだ読んでてスッキリしたわ。

なんで、家にいたほうがぜったいラクなのに出ちゃうんだろうとか、行ったからって何が得られて何がしたいんだろうとか。どうしてどこに行っても子どもとけんかになっちゃうんだろうとかも、読んでて腑に落ちたわ。子どもがムッとしてるなんて数えられないくらいだし、家でそんなことしたことは一度もないのに、泣きながら怒鳴りあいをカンナムでもメイファーでもしちゃった。

たぶん、そんな気持ちがわかってもらえてるような気がして角田さんの文章が好きなのかもなぁ…。

あぁ〜ん、
読んでて例のパリ行きをスッキリスッパリあきらめてたつもりだったのに、行きたくなっちゃったよ。
絶妙なタイミングで背中を押してくれる鹿児島の友だちや家族もいるし…。

わたしはあっちこっち行って旅慣れてるように思われてるみたいだけど、人生初の海外は9年前。実のところは、ロンドンばっかりが多くて旅行初心者。今年の秋に期限が切れちゃうパスポートは、一冊目だもの。
だから、毎回ドキドキなのよぉ。

英語くらいしゃべれれば安心なんだけどね。
もっとちゃんとできたらなぁ(涙)。

そんなこと言ってるだけじゃ上達しないわよねぇ?
思った今!からiPodで流してやるわよッ!