このあいだの縫ったデニム地の鞄の下にあったのは、このバッグ。
作り手さんが本当にほしいものをデザインして縫って…ってしてくれてるこちらの鞄なの。
「自分で縫えるでしょ?」
ええ…、おっしゃるとおりデス。
でもね縫えるけど、この素材が末端ユーザーは手に入らないの。
これブタ革。
ブタ革ってとても強くて、軽いの。
ふつうは、薄くすいて…靴やお財布の裏の下地材に使われるんだけど、このバッグはその素材をあえて表地として使ってるの。
ものすごく強度が高いから、思いっきりいれるのを躊躇するヤギ革とは比べ物にならない安心感。一眼レフに替レンズ、iPadとケータイ2台、充電池と各種USBコード…などなど、牛素材のようにじゃんじゃん入れられる強さはアパッレ。すごいよ!
これ、どことは申しませんが…某有名ブランドのように紙の芯が入ってないから、次のシーズンで別物のようにダメになることもないし、使い込んで古くなって使用感の出た状態もステキなの。
一カ所にも芯が使われてないメリットは他にもあって…、クルクルッと丸められて小さくなるから、このまま別のバッグの中に入れとくと、補助バッグにしてもつかえるのよぉ。裏地がついてないからこういうこともできるのよね。
しかも、メンテナンスフリー。
牛革で同じデザインで作ったのもあるんだけど、これを持ったあとだと、まぁ〜驚くほどずっしり重くてねぇ。
1gでも荷物を軽くしたい体力のないわたしに、ブタ革はピッタリの素材なんだけど、いかんせん。シロウトさんにはなかなかこういういい素材が手に入らないのよ。
そんなこんなで、この形のカバンを縫おうと思ったら縫えるんだけど、あえての“お買い上げ”。
なかなかこんなのないからご紹介しようと思って、サイトを開けたら、2015秋冬限定色"ダークブラウン"が出てるって書いてあったぁ!
めちゃ物欲のカタマリになってますよ、ワタクシ。困ったわ…、困ったわ…。
黒よりダークブラウンが好きだし、秋色のわたしにはこっちのほうが似合うのよねぇ。持ってる靴とも同じ色合いだし、こまったわぁ…。この黒バッグは子どもに譲って、自分にダークブラウン、買っちゃう??(コラッ!)