何年か前ロンドンに行った時、「こんなに人が多かったっけ??」って思った。なんか土日の中心部は、まっすぐ前に進めない。歩きにくくてしょうがなかったのよ。
雨ふってきて折り畳み傘を出す人が昔より増えてるのを見てたら、ここに住んでる人じゃなくて観光客だったんだ?
それから数年後の東京も、観光客だらけ。
昔から多かった観光スポットだけじゃなくて、ありとあらゆるところにいろぉーんな人がいろんな言葉で話してて、日本にいるのに自分が外国人みたいな気がしてくる。
まるで『パリのアメリカ人』か、『イングリッシュマン イン ニューヨーク』❓
👉Music video by Sting performing Englishman In New York. (C) 1987 A&M Records
わわわ…っ、もう30年前なのね。これ、わたしの懐メロだわ。
そして、今年の「松本フェスティバル」を降板なさることになった小澤征爾さんのご回復をこころから祈りつつ、ガーシュイン『An American in Paris』鑑賞いたしましょ。
👉Gershwin Night, 2003
7年ぶりの東京生活も、自分が異邦人だと感じる要因か。
子供というコミュニケーションのとっかかりがあるわけでもないし、仕事に出てるわけでもない。自分から積極的に友人知人を作りたいとも思ってなくて、世間から一歩ずれて離れて見てるせいなのもあるのかなぁ。
「年を取ってきたら、ゆっくり人との関係を減らしていくほうがいい。嫌われたり憎まれたりしてでも関係を断つ。そうでないと、死んだ時に、大事な人たちに悲しい思いや寂しい思いをさせてしまう。「あぁーやっと死んだ」ってホッとさせるくらいでちょうどいい。それが、いま生きてる人への老人の心遣いだよ」
そう人生の先輩に言われたのが呪縛になって、どうも人と距離を置いてしまう。どこにいても、人やその場の雰囲気を本来の自分の気持ちで楽しむことができない。
もっとうまく年を重ねたいのに、最近のわたしはそんなメンドくさぁーい老人化してってる。どうにかならないもんか・・・。