2018年12月18日火曜日

ナツメってすごい

クラシエ の『ほっと贅沢シリーズ』っていう和漢素材の入った飲み物飲んでみた。

感想は・・・甘い💦

甘酒麹のほんのりあまいので充分なのに、黒糖まで入ってなくていいってば。
ここまで甘くしないほうがかえってカラダに良さそうなんだが、一般的にはこのくらい甘くしないと売れないんだろうなぁ

…ってなわけで、いつものお茶にナツメやクコの実やみかんの皮やシナモンや生姜や龍眼をお湯といっしょに投入する方式に逆戻り。そのほうが自分のその日の気分でアレンジできる(๑˃̵ᴗ˂̵)و
せっかくだから、なにがなにに効きそうなのかを調べてみるね。

まず、棗ナツメ。
© Tokai Syoji online

いち時期デーツも流行ってたよね。あれはナツメヤシで棗とは別物。

デーツのほうが甘味が強めでエネルギーチャージにむいてるけど、それ自体をドライフルーツとしてパクパク食べる習慣がなくて消費するのに困った。おやつ代わりに食べる人には、デーツおすすめ。

お茶や料理に使うなら、ジャマしない甘味のナツメが使いやすいから、棗はうちに常備してる。KALDIや富澤商店、スーパーの中国食材や調味料のところにも置いてあるから一度試してみてね。

棗を干したのを大棗タイソウっていうんだけど、中国最古の薬物書『神農本草経』と見ると、「心腹の邪気を主る。中を安んじ脾を養い、少気・少津(ショウシン体液不足)・身中の不足・大驚・四肢の重きを補し、百薬を和す」とある。
© Nihon Pharmaceutical University
ちょっとこむずかしくなったけど、気を補って血(けつ)の巡りを良くして、体を温めて、胃腸の調子を整えて、精神を安定させて不安感やイライラを鎮めて、体の不調を取り除くってこと。

「久しく服すれば身を軽くし、年を長じる」とって書いてあるから、体の不調も軽くしてくれて長生きできるってことみたい。

わたしのなんちゃって薬膳は、大棗と粟をコトコト煮てでつくったお粥は、脾胃虚弱・中風などにもいい。栗ないときには、天津甘栗いれたりしてる。
大棗と木耳のスープは,滋養・補血の作用があって女性向けだよ。

漢方薬で生姜と甘草とあわせて胃薬に使うから、いつもより食べすぎてしまうこの時期によさそう。

中国に「一日吃三棗、一生不顕老(一日にナツメを3個食べれば,いつまでも若く過ごすことができる)」ということわざがあって、とくに女性の健康にはいいみたい。たしかに鉄分も入っててよさそうだから、試してみてね。