2021年4月7日水曜日

CEFRレベルってなに?

せっかくなので新年度なにしよう…ってことで、だれにも頼まれてないのにNHKラジオの語学講座の紹介してるんだけど、ここに出てくるCEFRレベルって何度も出てくる。

これは、ヨーロッパ共通参照枠といって、外国語の習得を評価する国際指標のひとつ。透明性が高くて、 分かりやすく、包括的な基盤を提供できるよう2001年欧州評議会が発表したもの。

ブリティッシュ・カウンシル、ケンブリッジ大学英語検定機構による共通参照レベルは次のとおり。詳しい解説は長いから、カンタンな説明もひっつけとくね。

A0…ごく簡単な表現を聞きとれて、基本的な語句で自分の名前や気持ちを伝えられる。

A1…日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやりとりができる。
具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分 や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をし たり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすること ができる。

A2…日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができる。
ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく 使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に 応じることができる。

B1…社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を簡単に説明できる。
 仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。 その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的 に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。

B2…社会生活での幅広い話題について自然に会話ができ、明確かつ詳細に自分の意見を表現できる。
自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理 解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、 明確で詳細な文章を作ることができる。

C1…広範で複雑な話題を理解して、目的に合った適切な言葉を使い、論理的な主張や議論を組み立てることができる。
いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えず に、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ 効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細な文章を作ることができる。)

C2…(聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報を まとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構築できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる。

いろんな英語のテストとの比較は、文科省の表をごらんくだされ👉