疲れ目というか目の奥がジンジンして、+3かけても滲んで霞むという…ひどい状態だよ💦
夫が今月初めに二度目のコロナに罹って、接しないように自分の部屋に本とスマホとパソコン持って避難して寝っ転がって見てたから…なので、自業自得なのだが。
家にあった本を読み終わっても、夫がこんなだから図書館に行きづらくて…読む本がなくなった。もうそういうのあまり気にしなくて外出しても良い気がするけど、やっぱり出にくかったのよ。んで、ネット小説に手を出した。それが、Rつくラノベ。
せっかく一人で過ごせる時間なのに、感染しないように神経を遣って三食作って片付けて、あっちのお稽古、こっちの講座をぜぇ〜んぶキャンセルして、どこにも行かない(行けない)ストレス溜まりまくりで、正常な判断ができなかった…と思われる。そうじゃないとこれだけえっちぃのを読むとか、ないない💦
だってさ、チューどころか…イチャイチャいろんなことをいたしてしまうお二人。とてもじゃないけど、こういうアレなシーン満載なのはニガテなんだよぉ😭
少しなら良いのよ、話の流れに必要なら…。でも隙あらば〜とかいろんなプレイが出てくると、「もう勘弁して💦」って叫びたい。もうムリ😢
そこまでえらいことになってる小説なのに、なんで読んじゃったかというと…、洋服の描写がすごく良かったり(洋装だけじゃなく、着物も帯や帯留めまで書いてある!)、普段のちょっとした料理からお菓子までどんな材料でどう作ったかとか、アフタヌーティーの三段全部、上から下までの内容とそれに合わせた紅茶が何種類も出てきたり、フランス料理のコース内容がアペリティフからデセールまで細かく記載されて、それに見合った金額度外視のワイン(笑)やスコッチまでセレクトしてあって、もうもう…食いしん坊にはたまんない美味しい単語がたくさん🥰
「この軟禁状態が終わったら、ご褒美にシャングリ・ラかザ・ペニンシュラかコンラッドのアフタヌーティーを予約しよう!」って思ったよ。(まだしてないw)
都内や欧米の移動も、「うん、そのくらい時間かかるよね?」みたいな綿密な計算がされてて脳内旅行できるし(ロンドンのストリートの雰囲気とか、コヴェントガーデンの空気感とか文章から飛べる♡ ベルリンはそんなに詳しくないけどカレーヴルストとか懐かし〜)、ストーリーの内容に沿ったそこかしこに出てくるクラシック音楽も楽しい。
例えば、緊張してるヒロインのそばにいられないという場面で、男が「BWV228」とだけ書いたメールを送ってくる。
「なんじゃそりゃ?」と、検索したら…、
ぶはっ、「恐れることなかれ、われ汝とともにあり」ですと!?
そんなリア充はさておき、常に流れてくる音楽をネットで検索したら知らない曲がわかる今の時代に感謝だよぉ。
ピアノはまあいいとして、オペラは生では劇場では10本も見てなくて「歌手はこの人で」とか言われるとムリ。シューベルトの歌曲くらいはいけるけど、バッハのモテットとか番号で言われてもお手上げだもん。見たことがないオペラもたくさん出てきたから、ネットで見よう♪
文中にドイツ語、フランス語、ロシア語、スペイン語、ラテン語まで出てきて、訳がついてないのはDeepLに助けてもらったよ💦(英語はかろうじてわかった自分を褒めてやりたいw)
さらに検索したら、作家がプレイリストを作ってることがわかったよん🥰
クラシックって、演奏で全然違うから本人が書いてる時にイメージしてる演奏がわかって、すごくうれしい〜♡
話のプロットもすごくしっかりしてて、それぞれのキャラが立ってて、筋書きは面白い。
なので、あぁーゆーシーンはもう勝手にやってていただいて読み飛ばし、話の流れに関連したとこだけ脳内で音楽を再生しつつ料理を想像しながらゆっくり読んだ。
つまんない看病疲れをしばし忘れさせてくれたよぉ〜。目は死んでるけど…😅