2012年2月28日火曜日

買い物帰りにパチリ

今日はいい天気!
ごろごろしててもなかなか治らないし、家から出ないと冷蔵庫にニンジンしか入ってなくて、気分転換をかねて買い物に行ってきました。
買い物籠にお財布とiPhone入れて、てくてく。

ご近所のサザンカ。

建物の日陰だからかなぁ、
他のところよりゆっくり咲いていました。


ここしばらく、写真撮るのがおもしろ〜いって思えなくて、なんだかつまんないの。

理由はよぉ〜く、わかってるのです。同じ物を同じシチュエーションで撮っても、他の人よりヘタクソだったり、思うように撮れなかったり。あぁ〜ぁ、私、センスが悪いなぁ〜…って。
上手に撮りたいっていう気持ちっていうか…欲みたいなモノばっかりが先走ったのか、”写真を撮る”のが楽しいって気持ちにならなくて、そんな気持ちで撮った写真はつまらないもので、また凹んで…という悪循環。

先生が、こういう時のアドバイスをいくつかしてくださいました。
・まったく写真から離れて、撮る気になるのを待つ。
「カメラの存在も忘れて…ね」
「これが仕事じゃないんだから、ジッと待っておいてもいいんだよ」

・自分は撮らないけど、人の写真を見てみる。
「写真展や写真集を見ていると、撮りたい気持ちになるかもしれないよ」
「見ているうちに「こういうのが撮りたい」っていうイメージが見つかるかも…」

・撮って、撮って、撮りまくる。
「もう、出来が良い悪いじゃなくて、ひたすら撮ってみるのもひとつの手」

・新しいカメラを買う。
「持つ物が変わると、見える世界が変わってくるよ」

何回か家に置いて出かけたけど、ないと撮れなくて(当たり前だけど…)ザンネンだと思うけど、それほどの枯渇感もなく、「よしっ!持って出て撮ってやろう!」って積極的にもなれなくて、逆に、持って出られなくなるような気持ちになった自分がどうしようもなくダメなヤツな気がしてしまって、よけいダメ。
東京に行ったタイミングでいくつかの写真展に行きましたが、そりゃーもうそういうところの写真は上手すぎて、「すっごーい!」って思ったあとは、つい、自分に引き寄せちゃって「わたしじゃムリ…」って思うか、「どのカメラでレンズが何㎜で、どうやって撮ったんだろう?」と本来の素直な見方から離れて分析し始めて、「これじゃカメラ好きのうんちくたれのオッサンと変わらないじゃん。わたしはこういう写真の楽しみ方をしたいんじゃないのに…」って思うか。
写真雑誌も見てみましたが、自分が持ってるのと同じカメラに同じレンズで、すっごい写真を撮ってらして、こういうの見せられても撮りたいな〜とは思えなくて。「そりゃプロだもん」って言ってしまえばひとことなんですが、なんかなぁ〜、気分がいいほうには変わってくれませんでした。

台湾に行った時、海外で環境も変わるし、たくさん撮れるだろうと思ったら、体調不良で写真をたくさん撮れる体調じゃなくて、思惑が外れました。そのうえ、同行した娘のほうが同じ物を撮っても、切り取り方は上手いわ、手際はいいわ…で、再びぐっしゃり凹みました。

新しいカメラもいろいろ見ていくつか候補はありましたが、ひとつ持ってるのにもうひとつ買い足すなんて贅沢はどうしても自分に許せなくて、悩んでたら次にまた他の候補が増える…という状態のまま現在に至る(笑)。
たかだか入門機と言われるこのちいさいカメラに、キットレンズ(買う時にセットになってるレンズ)よりもっと小さなレンズつけてるのに「すごいカメラ持ってますね」って言われると、このやっすい〜いカメラをそう思わせたことが申し訳なかったりするしね。いっそほんとに”すっごいカメラ”に替えちゃえば、開き直れるのかな?(☜いやいや、それないから…)

iPhoneに替えてから、今までのケータイより写真が撮りやすくなって(持ってたのはもうひとつ前のよりシャッターおりるのが遅くて、ピントは甘いし、もぉーイライラしてたの!)、カバンを考えなくても持って出られる大きさだし、ちょこちょこ手軽に撮れて、知人が「iPhoneがコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)代わりに使えるよ」って言ってたのが実感として分かるわ。ちょちょっと出して、ササッと撮る。これぞ、わたしの好きな撮り方だったわ。


あー、これだったのね。
わたし、こうやって撮りたかったのね?


さりげなく一眼レフを取り出して、サッと華麗に写真を撮る…なんて事は、年齢とともに動作が緩慢になってできなくて、そんなみっともない撮り方をしてるのが嫌だったのかもしれない。…かといって、すぐ撮れるように、かわいいカメラ女子やカメラ小僧みたいに、ストラップで肩から下げて持つのも、わたしの年齢とだと妙に浮くし…。
じゃ、ササッと出してサッと撮れるように、場数を踏まなきゃダメね。

iPhoneで撮ってInstagarmやFacebookにアップして、他の人の写真を見ていると、撮る人によってぜんぜん違っていて、その人の写真だけを並べて見ていると、撮ってる物や色、雰囲気がその人らしさがあって、いいなぁーって思います。
じゃ、私らしさってなに?

まだまだたくさん撮ってみないと、出てこない答えかも知れません。
さ、ぐじゃぐじゃ考えてるより踏み出すようが私らしいわ(そっ、こういう時はいつもの『石橋を叩きすぎて壊して渡れなくする』私じゃなくて、橋が架かってるかどうかも見もしないで踏み出しちゃうの。ほんとにこの振り幅ってどうなってるんでしょ)。

長文につきあってくださって、ありがとう。やっと…開きなおれた気がします。

緋寒桜が咲いていました。

おもわず、iPhoneでパチリ。
春は、もうすぐ…。