2013年1月30日水曜日

いやぁ、弱ったよ

週明けから雨っぽいロンドンです。

雨っぽい…なんて言っちゃったのには理由があって、霧のような細かい雨だったり、降ってなくて“もや"ってたり、ドンヨリしてるの。

どよぉ〜ん。

気温は10℃超えてくれるけど、出国前の頭痛がまたぶり返してます。

そうかと思ったら、青空になったり…。

一瞬の青空。
こうなると、気温が下がってくるのよね。


でも、ほとんど曇りで、テンション下がりまくり。
ロンドンではあまりないどしゃ降りもあったりして…、またしても「おかあさんがきたら妙な天気になる」と子どもに言われてしまいましたよ。

他にも「海外に行った時は、私かお母さんのどっちかの体調が悪くなる」…などと言っておる子どもの調子ですが、未だに治らず…です。

はじめは喉が痛いって言ってて、重い咳が出てたから風邪かと思ったけど、鼻の奥に違和感があるって言うから副鼻腔炎みたい。「風邪で頭が痛いのは初めてだよ…」って言ってたのもそのせいじゃないかな。
まぁ…、この子が三日丸々おとなしくベッドの中に入っているようなことは、一緒に住んでた頃にもなかったことだから、きっと相当状態が良くないんだと思う。こんなになるんだったら、もっと主治医に他の薬も出してもらっとくんだったよ。去痰剤がほしいよぉ。

ここに来て三回目の風邪ひきらしくて、「風邪ひきやすいの?」とか、「クリスマスも5日間部屋から出てこなかったのを知ってるの?」とか、はては「ロンドンの暮らしを楽しんでないのをあなたは知ってるか?」とか、「イギリスに溶け込んでない」とか、「大きな壁を作っている」とか…、ホストペアレンツにまくしたてられて、これまでの子どもの苦労やしんどさも分かってただけに、めんどくささが一気にボンッ!
んまぁ…なんというか…、ありがた迷惑っちゅうか、自分の意見以外を認めないっていうか、人種の差っていうか…、いろいろあるわけですよ、ここ6年の付き合いの中で…。

子どものほうから「書いていいからね」と申し出があったので、きっと書いてほしいんだと思う。じわじわと、ちびちびと…、そこらへんのことを”ここに”書いてきますねぇ。

…と、ここまで書いたところで、下書きを子どもに見てもらったら「ホストペアレンツがモンスターペアレンツに空目しちゃったよ」と。

そこまでですかぁ〜。
デスよねぇ…。
たいへんなんですねぇ、ほんっとに…。

でも『所詮他人事』って気持ちもあるワタクシですけどね…(爆笑)。

この状況に耐えるのも合わせるのも、克服していくのも、解決方法はさまざまだし、本人の問題だもんね。
私にできるのは、「こうだよね、この子は…」って言われた時に、「いやぁ〜そうじゃないよ」と言い続けるしかないもん。
でもそう言うと、「あなたはきちんと子どものことを理解するべきだ」って言われておしまい。

説明して納得してもらえれば一番いいけど、何度話しても同じところをぐるぐる回って全然だめなのだよ…。おそらく、そういう結論に着地したいんだと思う。

それでも反論してみるけどね、いちおう。
親だから…。英語はできないけどね…。
あんまりだったから「うちの子のことを誤解してると思うよ」って言ったら、それも気に食わなかったみたいだけど…ねぇ。

でも部屋から出るのもキツい時に、英語で「寝ていたい」って言っても理解してもらえなくて、すぐにメンタルな風邪に結びつけられるのもなぁ…。
「あんたが話しかけるのに対応する元気もなくて、部屋で寝てるんだよっ! そんなことも分かんないの!?」と、ぶちまけたいなぁ…。それができるほどの英語力がないのが、すっごい悔しいなぁ。でも「ケンカ売ってどうするよ?」って気もするけどねぇ。

…などと思っておりましたら、同じタイミングで日本人男性が滞在中でして…、かわいそうにわたしとホストペアレンツが話してる時に朝食を取ってらして、ご飯も食べられないまま言ったことを通訳させられてました。
ほんっと言い出したらきかないおやじだからねぇ…。

おやじがいなくなってその男性に、経緯を話したら少し理解していただけて…、私の感覚が突拍子もない非常識じゃないのがわかってホッとしましたよぉ。
でも、事態はなぁ〜んにも解決してないけどね…。だけど、子どもも私も、海外が長い日本人のかたに共感していただけて、少し気持ちが落ち着きました。思考力ゼロからなにか考えようという気になれて、とても助かりました。あぁ〜、貴重なお時間を取っていただいて申し訳なかったなぁ…。

きのうも「元気になったか?」って言われたから、うぅ〜んって言ったら「Why? Why? WH〜Y?」って?
なんで…って、たった三日で良くなるわけないじゃん、ねぇ?

「なんで治らないのか?」「鬱じゃないか?」「明日は病院に連れて行く」と言うわけさ。
んで、言えないので一晩中かかって「主訴から診断すると、風邪による副鼻腔炎でメンタルじゃない。副鼻腔炎は治るまでが時間がかかる。持ってきた抗生物質が一番この症状には良い。二週間服用すれば徐々に良くなる」みたいな手紙を書いて渡したの。

なのに、夕方にはまた「なんで治らないのか」「いつもこうなのか」。

おーまーえーっパンチ!
良くなるか治るか、マルかバツか、白か黒しかなくて、一進一退とかいう思考はないのかぁ?

あぁ〜めんどっち…。
元気がない時に毎回この攻撃なのは、うちの子もそりゃたいへんですなぁ…。

かわいそうなので、顔を合わせやすい朝ご飯は、パンを部屋に持ってってやって、買ってきたカップスープとフルーツを食べさせて、週明けから午前中の授業だけ出て、そのあいだに部屋をクリーニングしてもらうという手を取りましたよ。

私がいるのがよけい事態を混乱させてる気もするけど、少なくとも部屋にこもってる理由を話してやれる要員には、なれてるはず…っていうか、そうなれてるといいなぁ、ほんっとに…。