2014年9月20日土曜日

また雨

さすがの鹿児島もきのうは肌寒くて、長袖のパジャマに薄手の羽布団も重ねて寝ました。
ずっと雨でグッと気温が下がったんですね。

それにしても、きのうの明け方はひどい雨で、広島のことが気になりました。
だって、こんなだったんですもの。

ここらが一番人的被害が多かったあたりかと思われます。

ここじゃないけど、この付近のボランティアしてた時は午後から雨が降った日があって、その時は道路が川みたいになってあふれてきて、自衛隊や消防の人が帰るほどでした。

これより南側の地域に行った時は、自動車よリ大きな石がゴロゴロ上流から落ちてきた現場の下。
この日は気分が悪くなるほどの晴天で、三日も雨が降ってないのに側溝にザーザー流れてきてて、その勢いがこわいくらい。

もちろんわたしたちは危ない場所じゃないところに派遣されてたんですけど、すぐそばでは業者さんが手で石を割ってひとつずつ運んでました。車一台くらいしか入れないような細い道で重機が入れいので、ほんとうにたいへんそう。
いつになったらふつうの生活に戻れるのか、気が遠くなりそうです。

でも全体がこういうふうになってるわけじゃなくて、山の場所が何キロかおきにこうなってるの。
ひとすじ違うと被害がなくて、まったくふつうの生活を送ってるのが不思議なくらい。

これは安佐南区とはいっても西区に近い両親がいま住んでる場所から山のほうを見たところなんですが、こういう状態がずーぅーっと北側に向けて何十キロも続いているんです。

「正直…こわくて、もう住めないわ」
お手伝いに行ったお宅で奥様がそうおっしゃってました。

このお宅は基礎の空気孔からわずかに水が入った程度でしたが、上流側のお向かいさんが床上、その上のお宅がお向かいさんちにかぶさってる状態、そのむこうは巨大な岩がゴロゴロしたまま。この付近の方々は全員避難されていました。

「少しの雨でも、眠れないの」
そりゃそうでしょう。おつらいですね。

広島市は、幼稚園や保育園にすぐに子どもを預けられたり、集まった募金を頭割りして一時金を配ってくれたり、対応が早くてうれしくなりました。あとは被害に応じて配分してくれるって言うことだったので、もしかしたら広島市に募金を送ったほうが有意義に生かしてくれて確実かもしれないなぁ…というのが個人的な感想です。

ボランティアに関しては、わたしはもう情報収集してないけど、どうなってるんだろう?
センター内でちっとも役立たずでその時のことを思い出すと未だに泣けてきますが、そんな人の統率力や力仕事だけじゃなくても、ちゃんとできるコトはあるよ。
全員がスコップ使えないとダメな現場ももちろんあったけど、そんな過酷な場所は休憩とりながらの男子だって、ずぅーっとがんばれないって…。

「うちの中のものを整理してほしいから、女性2〜3人で入ってきてもらえる?」っていうお宅もあったし、必要とされる場所で精一杯自分のできることをするのがボランティアでいいんじゃないかなぁ?
ムリして1回でイヤになっちゃうより、長期的にお手伝いに行ける気持ちを残したまま戻れるが、双方にとってしあわせじゃないかな。

だって、親戚んちだったら「時間になったからじゃさよなら」ってわけにいかなくて、けっきょく暗くなるまでやって、「明日も来るわね」って頼まれたり、出来を四の五の言われたりしましたもん。(←経験者)
そういうシガラミを考えなくていいし、その時間全力でがんばれるのは本当に助かりました。

いろいろ言いたいことはあるけどしょせん部外者だし、ボランティアセンターは(そういう意味での受け皿としては)ありがたかったです。

また台風がくる予報だけど、被害がありませんよう心から祈ってます…。