今週はちょっといろいろあるので、日曜は自分の用をしに街におでかけしておりました。
駅のトイレを借りたら、トイレタンクの上にロールがたくさん。
しみじみ「平和だぁ〜♡」って、ホッとしちゃうわぁ。
みょうなコトを急に言っちゃったけど、これって…海外に出て初めてわかった違いのひとつ。「わたしって海外いったんだよぉ〜。すごいだろぉ」っていう意味じゃなくて、自分がふつうと思ってることがぜんぜんふつうじゃないことって、行って初めてわかったよぉ。
昔は「卒業旅行ってなんなの?」とか、「親の金使って遊びに行けていいなぁ」と思ってたけど、やっぱり感受性が鋭い若い頃に日本じゃ味わえない場所に出てみるのっていいかもぉ〜って思う、今日このごろですよ。
でもまわりは、「まだ国内でも行ったことがないところがたくさんあるから国内全部まわってから…」と、マジメを絵で書いた高校生みたいな子がいたり、「鹿児島から出たくない。博多がギリかなぁ」っていう人もいたり。
そうかと思うと、とあるところで会った英語系の専門学校を卒業する若い子が春から留学するって話しをするから、私…てっきり英語がしゃべれるようになった次のステップに進むために、やりたいことが出来る学校を選んで海外に行くんだと思ったら、そうじゃなくて旅行みたいな雰囲気なのよ。
正直…「それって留学って言うわけ?とりあえず行っちゃうって?学校に通うわけでもなく、語学資格を持った人の家にホームステイするわけでもないのって、留学って言わないっしょ?“御遊学”じゃない?」って、ハテナがいっぱい。
会って二回目くらいの…よく知らない子だから、そんなこと言えないけど…ね。
自分の子や甥っ子たちをもっともっと海外に行かせたい気持ちはあるけど、うぅ〜ん、これじゃないんだよなぁ…。英語はただのツールだから、しゃべれるだけじゃなんにもならないもん。…って、しゃべれない私が言うかぁ?って感じですけどね(汗)。
こういう…目的がなくてもハタチにならない前からあちこち行けるのはとってもうらやましいけど、なんて言ったらいいのかなあ…、これってヒガミじゃないと思うんだけど、なぁ〜んか違う気がする。
もちろん、旅行で得られるものはたくさんあると思うよ。先ほどの海外なんか行かないと宣言する人より、サッサと外に出て異体験したほうがいいと思う。日本旅行するのと同じ時間とお金で、自分の人生観かわっちゃうもん。
だから、先ほどの子がどこかに行くのに反対してるわけじゃなくて、就職するわけでもなく次の学校も決まってないなら、せっかくまとまってとれる時間を次にステップアップしちゃえばいいのに…ってもったいなく思っちゃうんですよ。
若くて吸収力もあるアタマのうちに、ガッツリなにかに取り組んだほうが、たとえそれが今すぐ仕事に結びつかなくても、有意義な気がしちゃうんだけど。
でも、こんな老婆心はまったく感じずあちこち行けるこの子のほうが、うちの子たちみたいに行く目的をまず考えたり家計を心配してくれる子より、ラクに世渡りできたちゃったりするのかもなぁ…。
…ってなわけで、鹿児島から出ない(あるいは親が出さない)って言ってる若い子よりは、この子のほうがマシな気がだんだんしてきた。
自分の思いが、世間一般の常識からズレてる気がしてみたり、「とりあえず目的がなくても行っちゃえ〜♪」と背中を押してやれる財力がない親なのも、かなり情けなかったりしますしねぇ。
あたまの中グルグル。
甥っ子を春休みに語学学校に行かせたいのになかなか予定が立てられなくて気持ちがバタバタしてるのに、しれっと「学校?決めてないッス…」って目の前で言ってるこの子に「かちん!」ときちゃったのね。べつにこの子に学費出してやるわけでもないし、目的なく遊びに行っちゃうように感じたのは、わたしのかってな思い込みだったりするはずなのに。
なぁんかオバチャンいろいろ考えて、すごく疲れちゃった。
あぁ〜、温泉でも行ってこよっ♪