2018年5月26日土曜日

カカオ豆不足でチョコが減る

けさ朝から残念なニュースでがっくり⤵︎
カカオ不作で、2020年にはチョコレートが食べられないかも…と🍫

これって五年くらい前から言われてて、個人的にはチョコレートはそこまでじゃないから「そうなんだぁ〜」くらいに思って忘れてた。だけど、とうとう切羽詰まってきたのかなぁ。

調べたらそこまで深刻じゃないって記事もあるけど、去年あたりからカカオバター不足で、パーム油や棉実油で代用してる商品もあったりする。

カカオ自体も代替え品がたくさん出てきてて、「そんなので作ったら、もはやチョコレートじゃない」というショコラティエもいるくらい。
たしかに化学物質ガンガンいれたチョコレートのようなお菓子や、砂糖の量増やしまくってカカオの不足をごまかした甘いお菓子は、チョコレートとは言いたくないかも。
わたしも、そういう ”ナンチャカわからん甘くて黒いお菓子” を食べたくないなぁ。

「思ったような材料が手に入らなくなったら、やめるよ」って、あるショコラティエ。孤高の人だからなぁ…。

そもそもの原因は、カカオがよく取れるコートジボワールやガーナの気候変動。雨不足なのに、降るとなったら豪雨になっちゃうんだそう。
そのうえ、生産者の高齢化と低賃金による後継者の不足、そしてカカオの樹齢が増して結実量も現象傾向。カカオの木は幼木のとき日陰が必要なのに森林伐採もあって、かなり深刻な事態みたい。

↓地理にうとくて場所がピンとこなかったから自分メモ_φ(・_・

緑がコートジボワール、赤がガーナ。
この二つの国だけで、世界の6割のカカオを作ってるんですって。

ミレニアムになった頃かいつだったか、好天でカカオがすごく大豊作になったらしい。そのころ日本でもココアブームとかあったよね。
その過剰供給でカカオ豆の価格が急落して、今もそのまま。それはそっくりそのままカカオ農家に跳ね返って、一日の収入は約110円だそう。そしたら、後継者もできないわよねぇ。

こういうのって、カカオ豆やチョコレートだけじゃなくて、コーヒーでもひどいんだよね(涙)。それで、わたし、なるべく買わないことで支援してるつもり…。すっごく小さな抵抗だけど。
でも、小麦粉は小麦農家さんには申し訳ないけど買ってる💦 ごめんね。

ネット見てたら、コートジボワールに住むココア農家さんたちが、チョコレートを生まれて初めて食べる動画があった。
(コートジボアールってフランス領だったから話してるフランス語だけど、字幕英語ついてる)

作ってる農家は自分が育てているカカオがなにに使われているか知らないんだそう。製品としてできあがったチョコレートを食べてる姿がうれしくもあり、心がチクチクしたり…する日本人のわたしだよ。
銀紙を「子供に見せる」って、ポケットにしまう姿に、ひとかけらでも中身も食べさせてたい…と思った。