2020年3月11日水曜日

ひとりごと

またこの日。

九年前、わたしは鹿児島からおけいこの前日入りして、遅いランチを銀座でとってた。

暗くなって、自宅に歩いて帰る人の列が歩道にずぅーっと繋がって、こぉーんなにたくさんの人がいるのに、みんな下を向いて何も話さず。

やっと動き出した地下鉄でホテルまで移動。
電話も繋がらず、SNSもしてなかったから夫に大丈夫だと知らせることも、東京にいるどもたちの安否も確認もできず。
ココロもカラダもはすごく疲れてるのに、気持ちが昂ぶって眠れなかった。

ウトウトとしたらもう朝で、お稽古もなくなり…なんのために東京にいるのかわからないわたし。繰り上げて帰宅したくても、この日の飛行機はほとんど欠航。こういうときは、みんな大変だから、友達に連絡するのも変だし、開いてるデパートを回遊してた。

コンビニから水やパンがなくなり、地下道は電気を落としてゴーストタウンのような東京。あれは、悪い夢を見てるみたいだった。

なんかさ、今のコロナウィルスの買い走りみてたら、そういうのも重なって…心がざわつく日になりそう。