2023年8月14日月曜日

もう一回読みたい本

内館牧子の『十二単衣を着た悪魔』も悪くないけど、同じくらいの時代設定なら『おちくぼ姫』も好きだなぁ〜。

詳しいストーリー書いちゃうと読む楽しみがなくなるからやめとくけど、ザックリしたストーリーはシンデレラのまんま。
意地悪な継母やきょうだい、ダメ父とか居て、御曹司と結ばれる。

だから作者がシンデレラを元にかいた小説かと思ったら、なんと1000年前、源氏物語より前にあった『落窪姫』って物語から。
この物語、枕草子の中にも書かれてるんだって。知らなかったよ💦

自分に古文を読める力はこれっぽっちもなくてザンネンだが、『落窪姫』はガッツリ四巻で、内容は今の感覚で説明できない難しい部分もあるらしい。
『おちくぼ姫』に、その内容のどこまでが書かれてて、どこが端折ってあるのか私にはわからないけど、このくらいの量で十分おもしろい。みすぼらしい格好をさせられて、ママ母から召使のように扱われてもキリッとしてる姫に元気がもらえたよ! 

同じ著者の本で似たような時代の『とりかえばや物語』も軽く読めるので、図書館で見つけたら、この夏の読書にぜひぜひ❣️