2025年6月5日木曜日

ちょっと辛かった本

いやぁ〜…、ツラい読後感だった😞

あぁ、担当医はこう言うよね。
そうだよね、どれもこれも確率確率。分かれ道のどっちにするか、自分で選ばないといけない。

読んでる数行で、病名が書かれる前から「これだな…」ってわかる。わかるように匂わせるように書いてあるのだから当たり前なのだが…。
三編の話に、父親と同じだったり、大事な人の身近な疾患だったり。そういうのに…自分を引き寄せないで客観的に淡々と読んでいても、あまり良い気持ちじゃない。だって、これからの経過や予後がわかるんだもん。
あぁー、もうムリだな…と。

ただ本の中での話なのに、本当に辛い。
現実も辛いけど…ね。

読み進めていくうちに、好き嫌いはさておきそれぞれのキャラクターの人間味がじわじわと沁みてきて、悲しいとか辛いだけではなくて誰しもが向き合って自分の気持ちに折り合いをつけなければならない時があり、どんな人でも死ぬのだと改めて思い出させてくれた。それはありがたかったな。
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